無垢材ベッドフレームの魅力と選び方｜おすすめの国産家具5選

家具は買うタイミングあまりないので、なかなか家具については分からない方も多くいます。特にベッドは寝室に置く方も多く。見られることもないので、つい後回しに。マットレスはこだわったけど、フレームはあまり考えずに買った後に「せっかくならもっとこだわればよかった」と後悔する人もいます。いざ、無垢材のベッドフレームを探してみると「選択肢が少ない」「合板との違いがわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

無垢材ベッドの魅力とは？他のベッドとどう違うのか

1. 本物の木の質感と経年変化の美しさ

無垢材ベッドの最大の魅力は、木そのものの質感を楽しめること。合板やシート張りのベッドとは異なり、時間とともに色味が深まり、独特の風合いが増していきます。

2. 実はこれは無垢材ではない、合板やシート張り

お店には「無垢材風」として販売されている合板やシート張りのベッドも存在します。これらは木目をプリントしたシートを張ったもので、本物の無垢材とは異なり、時間が経つと表面が剥がれることがあります。購入時には、素材の表記をしっかり確認することが大切です。

無垢材でも集成材かどうかで印象が変わる

無垢材といっても、大きな無垢の板で作られたものと、集成材（小さな木片を接着して作る）では質感が異なります。

• 一枚板の無垢材 … 木目が自然につながり、統一感がある。高級感があり、美しい仕上がり。
• 集成材 … 小さな木片をつなぎ合わせているため、木目のばらつきがあり、見た目の統一感がやや劣る。コストは抑えられる。

購入前に、どのタイプの無垢材なのか確認すると、イメージと違うものを選ぶリスクを減らせます。↓のような小さい木を集めた無垢材もあります。無垢材といって色々あることを知ったうえで購入しましょう。

4. すのこの素材や構造も重要

ベッドフレーム選びでは、すのこの素材にも注目しましょう。大きく、すのこタイプと布（不織布）タイプがあります。どちらも最近のものは通気性は高いので、強度が高いかどうかがまず大事です。「すのこ」と言っても薄いものから、無垢、合板と様々です。強度については実物をみて、お店の方に確認しましょう。

↑は飛騨産業の月光ですが、これだけ立派なすのこなら心配はありませんね。

国産無垢材ベッドの選び方｜3つのポイント

ベッドのフレーム選びは大きく３つ。本当はサイズやマットレス選びについても丁寧に説明したいのですが、今回はフレームの話なので簡単に。

1. 木材の種類を選ぶ

無垢材ベッドに使われる木材はメーカーによって異なりますが、それぞれ特徴があります。基本的には機能的には大きく変わるモノではないので、木目や色味など見た目で考えて頂いて問題ありません。近年、木材が高騰しており樹種によって値段が大きく違う場合がございます。予算にも影響するのが樹種です。

アルダー材 … 柔らかく、優しい手触り。ナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめ。

オーク材（ナラ） … 硬くて耐久性が高い。重厚感のある雰囲気。

ウォールナット材 … 深い色合いで高級感がある。使い込むほど味が出る。主要な材では一番高価な木材です。

2. デザイン性と寝室の雰囲気に合うか

デザインも無垢材ベッドを選ぶ重要なポイントです。

• シンプルで洗練されたデザイン … 飽きがこず、どんな寝室にもなじみやすい。
• 2台並べたときの統一感 … 木目が通るように作られたベッドなら、より美しい仕上がりに。
• セミオーダー対応 … 寝室のスペースや使い勝手に合わせて、サイズや高さを調整できる。

2台並べるときは下のように木目が通ると圧巻です。材料の調達から、木取りまで自社でやっているメーカーならではのこだわりです。

3. サイズを選ぶ

ベッドのサイズは、使用する人数や寝室の広さに応じて選ぶことが重要です。以下の表を参考に、ご自身に合ったサイズを選んでください。ダブルというと「2人用」と思う方も多いですが、基本的にはシングルからダブルは1人で使うことをおすすめします。ダブルはゆったり寝る方用と考えて頂き、2人の場合は2台買うことをおすすめします。

無垢材のベッドは重厚感があり、どのサイズでもしっかりとした安定感が特徴です。寝るスペースだけでなく、部屋全体のバランスも考慮して選びましょう。

おすすめの国産無垢材ベッドフレーム5選

飛騨産業の「月光」

「月光（げっこう）」は、飛騨産業が手掛ける無垢材の美しさと快適な寝心地を追求したベッドシリーズ。シンプルで洗練されたデザインと、木の温もりを活かした仕上げが特徴で、2018年度のグッドデザイン賞を受賞した実績も持つ。

特徴的なのはサイドテーブルと一体になったヘッドがオプションであること。あとは一般的なコイルマットだけでなく、畳ベッドやウッドスプリングにも対応していること。すのこタイプの場合は杉を使うといった細部までこだわっています。

・サイズ展開：シングル～クイーン（幅160㎝）
・樹種：ウォールナット、オーク、ビーチ、杉
・価格帯：シングル：税込20万前後(オーク、レギュラー・スタンダードタイプ)
・スノコ：杉

2. 常盤家具の無垢材ベッド

広島に本社を置く、無垢家具の専門メーカー。「毎日の暮らしの中で本物の無垢の魅力をもっと身近に。もっと気軽に。」をコンセプトに、木の魅力を最大限に活かした、シンプルな家具。小さなメーカーだからこそできる丁寧な作りと贅沢な無垢材のに対してのコスパの良さが定評。すのこもこだわりの桐すのこを使用。

・サイズ展開：シングル～キング（幅199㎝）
※通常のベッドよりも12㎝長い、ロングサイズ対応も可能。
・樹種：ウォールナット、レッドオーク、ブラックチェリー
・価格帯：シングル：15万円前後～（レッドオーク、ブラックチェリー）
・スノコ：桐すのこ
・木目通し：2台購入の際、オプション＋1万

ベッドのフレームはあまりデザインの差がでないため、贅沢な無垢材のベッドであればここが当店ではコスパ最強だと思います。

クチュリエ

3. ニッポネアの無垢材ベッド（3種類）

NIPPONAIRE（ニッポネア） は、福岡県の家具メーカー 関家具 が展開するブランドのひとつです。日本の伝統的な職人技とモダンなデザインを融合させ、「日本らしさ」を現代のライフスタイルに取り入れることをコンセプトにしています。

総無垢のシンプルデザインで3デザイン展開しています。

・サイズ展開：シングル～キング（幅180㎝）
・樹種：ウォールナット、オーク
・価格帯：シングル：税込16～17万前後
・スノコ：ユーカリ・ゴム材の黒塗装

シングル、セミダブルは2台購入の際は木目通しのオプションが可能です。

TENSHO　（テンショウ）

最もシンプルな無垢材のベッドフレーム。真っすぐでシンプルなヘッド。すっきりとした印象です。

BUNROKU　（ブンロク）

ヘッドボードの上にスマホやメガネなどちょっとしたものが置けるスペースがあるシンプルなフレーム。

KEICHO　（ケイチョウ）

ヘッドボードを斜めにデザインすることで奥行き感のある表情に。

実際に無垢材ベッドを購入した人の口コミ

飛騨産業「月光」のお客様の声

50代女性

展示のフレームを見て、ひとめぼれ。ソファを買うつもりが、ベッドフレームまで買ってしまいました。節ありのオーク材の存在感と、サイドテーブルが付いてヘッドがとてもいいです。杉を使ったすのこもとても気に入っています。

常盤木工のベッドを購入したお客様の声

50代男性

色々なフレームを見ましたが、やはり無垢材の質感は全然違います。他のメーカーと比べるとあまり有名ではないこともあり、まだ買いやすい価格帯だったのが助かりました。お店に置くよりも、実際に家に置いた時の存在感の高さはすごいです。毎日、寝室に行くのが楽しみになります。

購入とお届けについて

当店では、飛騨産業・常盤木工・ニッポネアなどの国産メーカーの無垢材ベッドを取り扱っています。「どの木材がいいかわからない」「デザインやサイズで迷っている」といったご相談も大歓迎です。
無垢材のベッドは組み立てが可能なので、遠方でも配送・設置・組立が可能です。お客様自身での組み立てが不要なため、安心してご利用いただけます。
納期は1～2カ月程度かかるため、新築やリフォームのスケジュールに合わせて、余裕を持ってご検討ください。

無垢ベッドでよくある質問

最後に

無垢材のベッドフレームは、天然素材の美しさや耐久性を兼ね備えた、一生モノの家具です。時間とともに味わいが増し、寝室に心地よい雰囲気をもたらします。また、すのこ部分やデザインにもこだわることで、より快適な寝心地を実現できます。

ベッド選びでは、木材の種類やデザイン、すのこの素材をしっかり確認し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。寝室にもこだわりたい方は、ぜひ一度ご相談ください。最適な無垢材ベッド選びをお手伝いいたします！