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家具(ソファ・ダイニングテーブル)の相場や予算&高いものと安いものの違い

店長
店長

ソファやダイニングテーブルを買う頻度は一生のうちでもあまり多くはないものです。また食品やファッションや家電などと比べても大きなメーカー・ブランドも少ないのでいので、どれくらいが相場なのか分からない方も多いと思います。この記事では家具の相場や予算感について紹介します。

ソファについて

新築や引っ越し、リフォームなどでまず最初に検討するのが、リビングの主役になるソファではないでしょうか。まずはソファの相場についてです。

ソファの相場・予算

ソファをサイズや形状に合わせて、大きく3つのタイプに分けてみました。当店は町の家具屋という特性上、価格帯も幅広く扱っております。国産ソファに限らず、海外の高級ブランド品など高いものにはキリがありませんが、ある程度の目安として高い家具の一例として平均的な国産家具のソファの相場を紹介します。

ソファの種類平均的な相場安いソファ国産ソファ
2人掛け6-10万円3-5万20万~30万
3人掛け8-13万6-8万25万~35万
カウチソファ11万から16万7-10万40万~50万
種類別ソファの相場

平均的な相場、また安いソファは基本的には全てノンブランドの海外製だと思って頂いて問題ありません。海外製だからといって品質が悪いわけではありませんが、5万円以下のソファは基本的な耐久性や品質でも差がある場合が多いので気を付けてください。

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安いソファと高いソファの違い

上記の表のように3人掛けのソファでも安いものと国産家具では30万円ほど違います。どちらも座って、くつろぐという機能的には同じなのですが、どのあたりに違いがあるのでしょうか。

安いソファと高いソファの違いは大きく3つあります。

素材の原価

ソファの原材料で大きく違いがでるのは木の材質、そしてソファの中身、生地です。木製フレームのソファであれば、木材の樹種、また木が無垢材なのか突板なのかで大きな差が出ます。またソファの中に入っているウレタンや弾力を出すためのバネなどの材料、そしてソファ全体を覆っている生地のランクによって大きく値段が違います。

下記は当店でも1番人気の「森のことば」というソファですが、ソファのフレームに天然木、クッションのカバーの記事も上質のものを使っており、加工も国内で行っているので比較的高額なソファになります。

大切なのは素材の違いが見た目だけの問題なのか、強度や機能性にどこまで影響があるのかという点です。

強度と機能性と座り心地

毎日ソファに座り、1年以上使いたいということであれば、それ相応の強度が求められます。小さなお子様がいて、ソファが汚れやすい環境であったり、ペットと一緒に座りたいということであればある程度の生地の強度や手入れのしやすさが求められます。またソファの座り心地にこだわりがあるのであれば、中材のウレタンの品質や種類にもこだわる必要がありあます。

下記は当店でも人気のソファの生地です。引っかきや汚れにも強い機能性の高い生地になっています。最近では撥水の生地も人気が高いです。

・使用頻度が高い:毎日2時間以上座る、ソファで横になる、複数人で座ることが多い、ソファの上に座る

・使う方の体格・体重:70キロ以上

上記のように使用頻度が高く、使う方の体格が大きい場合はある程度の強度が求められますので、安易に安価なものを購入するのではなく、しっかりと強度があるものを選びましょう。高いものを購入してもソファの上で飛んだり、跳ねたり、本来の使い方とは異なる使い方をするとすぐ壊れる場合もございますので、気を付けましょう。実際に座った見た際に「これ大丈夫か?」と違和感を感じたものはやめることをおすすめします。

ファブリック生地のソファですと下記のカバーリングのように手入れがしやすいものもございます。

座り心地は試してみないとなかなか分かりませんので、実店舗で確認頂くことをおすすめします。

デザイン性

リビングの主役とも言えるソファ。高いデザイン性を求めるでのあれば、それ相応の予算が必要になります。特に布面積が多いソファはデザイン性の高い生地を使うと、それだけで10万円ほど値段が変わってくる場合もございます。

木製フレームの取っ手が特徴的な宮崎椅子製作所のpepe

上記のソファはフレームの側面、背面の木の加工のデザイン性が非常に高く人気です。

ソファ選びのポイント

限られた予算の中で優先順位を決めて、妥協点を見つけるうえで、選ぶポイントをご紹介します。

  • ソファのサイズと形状
  • 色、テイスト
  • 座りやすさ、座るスタイル
  • 手入れのしやすさ
  • 強度

まずお部屋に合うサイズや置く場所に合わせたサイズや形状を決めます。ソファはおうちの中でも大きな家具なので、ソファ1つで空間の印象が大きく変わるので色やテイストは非常に大事です。生地のオーダー要素が多い国産家具でしたらまず合う色はみつかりますが、予算が上がる可能性があります。逆に既製品で、好みの色やテイストがあった場合はねらい目かもしれません。

小さなお子様がいるとどうしても汚れますので、最初は安価なソファを買うという選択をするという方もいますし、手入れのしやすい高機能な生地のソファを買うという方もいらっしゃいます。あとは座る人や家族構成に合わせて座るスタイルや手入れのしやすさで妥協点を見つけていくのがおすすめです。

少し体格が大きい方や毎日ソファでくつろぐ方は、実際に座ってみて、ソファの強度を確認することをおすすめします。

ダイニングテーブル・セットについて

次はキッチンの主役ダイニングテーブル・セットの相場についてです。

ダイニングテーブル・セットの相場・予算

ダイニングを大きく3つのタイプに分けてみました。基本的には椅子とテーブルの組合せなのですが、多くの家具店がセットで販売していることが多いため、テーブルのみ、椅子のみ、セットの3パターンでだしました。家族の人数が多くなる場合は椅子は個数を増やし、テーブルは幅を大きくします。テーブルの価格は幅に比例すると考えて頂いて問題ありません。

ダイニングの種類平均的な相場安い家具国産家具
テーブルのみ(幅150㎝)5-10万円3-5万13万~25万
ダイニングチェア1-2万5千~1万4万~10万
ダイニング5点セット8-12万5-8万30万~50万
種類別ダイニングの相場

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安いダイニングテーブルと高いダイニングテーブルの違い

上記の表のようにテーブルだけでも安いものと高いものでは10万円以上違います。シンプルな構造なテーブルですので、安いものと高いものの違いは基本的には素材とデザイン性です。

素材の原価

ダイニングテーブルの価格の違いの多くは素材です。一番多い木製、もしくは木製風のテーブルですと、

  • 無垢材
  • 突板
  • シート張

上記のように3種類のテーブルがあり、シート張<突板<無垢材の順で値段が変わります。また樹種によっても値段が異なります。無垢材といっても本当に1枚の板から作られる無垢材から、板を張り合わせた集成材(張り合わせる板の大きさによって値段も異なる)まで様々です。テーブルだけで5-6万円以上でしたら、強度やテーブルとして使うこと自体にはあまり問題はありません。

無垢材のテーブルであっても↓の様に小さい木を組み合わせているものであれば比較的価格は低く抑えられます。

分厚い無垢材は値段が高いのですが、メーカーによっては2層にすることで値段を抑えていたり、縁の部分だけ分厚くしボリューム感をだすような工夫をしているテーブルもあります。

突板と呼ばれる、薄いを貼ったタイプの天板もきれいに加工してあるものは素人が見ても気が付くものではなく、逆に木目がキレイ、軽いなどといったメリットもあります。

↓はテーブルの縁だけ無垢材を入れることで突板と気が付きにくいテーブル。側面の加工もとても丁寧です。

樹種による価格差

ブナ、タモ、レッドオークなどは比較的安価で、ナラ・ホワイトオーク、そしてウォールナットは高い部類になります。比較的安価なブナのテーブルとウォルナットですと2倍近く値段が違うこともあります。昨今のウッドショックから原材料として天然木をどれくらい使うかというのは価格に大きな影響を与えており、天板の厚さが28mmなのか35mmなのかで値段は1.3倍ほど変わってきます。

デザイン性

テーブルはシンプルですのでデザイン性はあまり出しにくいのですが、天板の厚さによるボリューム感や側面の仕上がり、脚の細かな加工など細部の仕上げで印象が大きく変わります。また樹種や塗装の色もデザイン性という意味では重要になります。やはりウォールナットは高級感がありますが、原材料も高いため高価になります。

ダイニングテーブル選びのポイント

限られた予算の中で優先順位を決めて、妥協点を見つけるうえで、選ぶポイントをご紹介します。

  • テーブルのサイズと形状
  • 樹種や色
  • テーブルのデザイン性
  • 手入れのしやすさ

まずサイズや形状はお部屋の大きさや使う人数で決まってきますので最優先すべき事項です。その上で素材やテイストなどどこまでこだわるのか決めましょう。天然木の場合は樹種、天板の厚さなど無垢材をどれくらい使うかで値段が大きく変わってきます。

セミオーダーできる場合はテーブルや脚のデザインで印象が大きく変わりますので、是非お気軽にご相談ください。

安いダイニングチェア(椅子)と高い椅子の違い

椅子は家具の中でも価格差が大きな商品です。特にデザイン性に差が出るため、単純に機能だけでは比較が難しいのが椅子です。

デザイン性

家具の中で一番デザイン性に違いが出やすいのが椅子です。同等の材料を使った国産椅子でも3万円~15万円くらいまで価格差がでます。座り心地や細部のデザインにどこまでこだわるか、じっくり検討しましょう。特にダイニングでゆっくりする方は実際に座り、長く座っても疲れない座り心地を重視しましょう。

上記のように細部のデザインの違いで、作業の手間ひまが大きく変わります。細かいデザインが必要な椅子は最後の人による手作業の工程が多くなります。また木材を曲げたり、くっつけるのではなく、塊から削り出して作る場合は原材料費が多くかかるため、値段が高くなります。

細部のデザインのストーリーを椅子の価値としてどこまで大事にするか、ダイニングの中で椅子のデザインにどこまでこだわるか是非検討してみましょう。

よく頂く質問

安い家具は壊れやすいのですか?
ある程度までは、価格と強度・機能は比例します。使う頻度、使う人の体格、使い方によっても合う、合わないということがありますので、販売店のスタッフに聞いてみてください。
国産家具は何で高いのですか?
品質、デザイン性の高さから海外製よりも高いものが多いです。近年、海外の人件費や輸送費が上がってきたことで海外製と値段差は減ってきました。また日本の家具は木材を好んで使うものが多く、原材料が高い場合もあります。ただ、海外の高級ブランド家具と比較すると品質の割には値段は安いと思います。
樹種によって値段が大きく違うのなぜですか?品質に差がありますか?
基本的には原材料の木の値段に左右されます。ウォールナットはとても高く、ブナなどは比較的安価です。ブナ、オーク、ウォールナット、チェリーなど家具に使うような木材はどれも丈夫な材です。品質には差がありません。また樹種による色味の違いは、塗装でカバーできる場合もありますので、販売員の方にご相談ください。

最後に

家具選びの際の大まかな予算感や相場はわかりましたでしょうか。予算も大切ですが、家具は長く使うものです。どれくらい使うのかという時間軸も入れて考えてみるのをおすすめします。

また、ある程度予算が決まっていても数多くの種類の中から選ぶのは非常に難しいです。家具選びでお困りの際は是非お気軽にご相談ください。

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