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猫・犬の抜け毛がつきにくいソファの選び方——生地と形状で掃除のストレスが変わる|ペットと暮らす

家具キノクニヤ店長

毎日コロコロをかけても、気づけばまたソファが毛だらけ——猫や犬を飼っているお客様からよく聞く悩みです。実は生地の種類と形状を変えるだけで、日々の掃除のストレスが大きく変わります。飛騨高山で60年以上家具を扱ってきた専門店の立場から解説します。

どんなに掃除をしても毎日積もる抜け毛。でも「どのソファを選ぶか」で、その手間は大きく変わります。生地の構造と形状、2つの視点からペットの抜け毛に強いソファの選び方を解説します。

▶ こんな画像を入れてほしい◀ 猫または犬がソファの上でくつろいでいる写真。抜け毛が見えるリアルな生活感のあるシーン

抜け毛がソファに絡みつく仕組み

ペットの抜け毛がソファから取れにくいのには理由があります。織り目や起毛のある生地は、繊維と繊維の間に小さな隙間が無数にあります。そこにペットの毛が入り込んでしまうと、掃除機やコロコロ粘着テープでは取り切れなくなります。

一方、表面が滑らかで密度の高い生地は毛が絡まりにくく、手で払うだけで取れることがあります。つまり抜け毛対策の第一歩は、生地の構造を理解して選ぶことです。

抜け毛がつきにくい・取りやすい生地はどれか

毛がつきやすい生地・つきにくい生地の特徴

一般的に、毛がつきやすいのは「ループ状の織り目がある生地」や「起毛している生地」です。ベルベットやコーデュロイ、厚手のファブリックなどは繊維の隙間に毛が入り込みやすく、コロコロをかけても取り切れないことがよくあります。静電気が発生しやすい合成繊維も毛を引き寄せやすい傾向があります。

逆に毛がつきにくいのは「表面が滑らかで密度が高い生地」です。革・合皮・スエード調の人工皮革などは毛が繊維に絡まらず、手で払うだけで取れることが多い。また静電気が起きにくい素材も毛を寄せつけにくい特徴があります。

この特徴を踏まえた上で、当店が取り扱う国産メーカーの具体的な生地を紹介します。

国産メーカーの生地別・抜け毛への対応力

生地の種類によって抜け毛のつきやすさ・取りやすさは大きく異なります。当店が取り扱う国産メーカーの生地を中心に整理しました。

生地つきにくさ取りやすさ特徴
本革・合皮手で払うだけで取れる。毛が絡まらない
ラムース(飛騨産業)超極細繊維の高密度構造。毛が絡みにくくさっと取れる
ガウチョ(飛騨産業・浜本工芸)表面が滑らかで毛が付着しにくい
スピリット(飛騨産業)拭き取りやすい加工で毛も取りやすい
AF83*シリーズ(ナガノインテリア)密度が高く毛が絡みにくい。ウォッシャブルで丸洗いも可
通常ファブリック(ループ状・起毛)繊維の隙間に毛が入り込み、掃除機でも取れないことがある

抜け毛対策として最も効果が高いのは本革・合皮ですが、爪とぎや汚れへの対応という別の課題があります。ペット対応の観点でバランスが良いのはラムースやガウチョです。爪とぎに強く、かつ毛が絡みにくい構造を両立しています。

毛の色と生地の色を合わせるという視点

生地の構造を選ぶだけでなく、色の選び方も実用的な対策になります。白猫・白い犬を飼っているなら明るめの生地、黒猫・黒い犬なら濃いめの生地を選ぶと、毛が目立ちにくくなります。

また、ベージュやグレーなどのミドルトーンは、さまざまな毛色に馴染みやすく汎用性が高い。ソファの色選びは見た目だけでなく、ペットの毛色も考慮に入れると日々のストレスが減ります。

国産家具の専門店に生地の相談をしてみる

形状で変わる掃除のしやすさ

生地だけでなく、ソファの形状によっても抜け毛の溜まりやすさが変わります。掃除しやすい形状を選ぶことで、日々の手間を減らせます。

① フロアタイプはソファ下に毛が溜まらない

脚付きソファはソファ下に空間があるため、抜け毛やホコリが溜まりやすい場所になります。気づかないうちに大量の毛が蓄積していることも珍しくありません。

フロアタイプ(脚なし)はそもそもソファ下に空間がないため、毛が入り込む場所がありません。ソファ下の掃除という問題が発生しない点で、ペットがいる家庭には合理的な選択肢です。

なお脚付きソファでも、ソファ下にロボット掃除機(ルンバなど)が入れる十分な高さがあれば、自動で掃除できるため手間を大きく減らせます。購入前にソファの脚の高さを確認しておくとよいでしょう。

② 座面が分割されていると隙間に毛が溜まる

クッションが複数に分割されているソファは、クッションとクッションの隙間に毛が入り込みやすい。掃除機をかけても隙間の奥に入り込んだ毛はなかなか取れません。

座面が一体型のソファはその隙間がないため、掃除がしやすい。ペットの抜け毛が多い家庭では、座面の形状も購入前に確認しておくポイントです。

③ アームレスは毛が溜まる角が少ない

アームと座面・背もたれの境目は毛が溜まりやすい場所です。アームレスタイプはこの境目がないため、毛が溜まる「角」が少なく掃除がしやすい。

猫がいる家庭ではアームレスチェアは飛び乗りやすく猫の定位置になりやすいというメリットもあります。掃除のしやすさと猫の居心地、両方の観点でアームレスは合理的な選択です。

カバーリング構造があれば、最終的に洗える

生地と形状で抜け毛対策をしても、長く使えば毛は蓄積します。そのときカバーを取り外して洗えるかどうかが、長く清潔に使えるかどうかの分かれ目です。

当店が取り扱うナガノインテリア・飛騨産業・浜本工芸はいずれもカバーリング仕様の商品が多く、カバーや中材の単体購入・交換に対応しています。特にナガノインテリアのAF83*シリーズはウォッシャブルで丸洗いが可能なため、抜け毛が多い家庭には特に向いています。

「毛がつきにくい生地」+「掃除しやすい形状」+「カバーを洗える構造」の3つが揃うと、ペットがいる家庭でも長く清潔に使えるソファになります。

国産家具の専門店に相談してみる

よくある質問

Q. 抜け毛がつきにくいソファ生地はどれですか?

表面が滑らかで密度の高い生地が向いています。ラムース(飛騨産業)やガウチョ(飛騨産業・浜本工芸)、ナガノインテリアのAF83*シリーズは、毛が絡みにくく掃除もしやすい生地です。起毛や織り目の粗い通常ファブリックは毛が入り込みやすいため避けることをおすすめします。

Q. フロアソファと脚付きソファ、抜け毛対策としてどちらがいいですか?

抜け毛対策としてはフロアタイプの方が有利です。脚付きソファはソファ下に毛やホコリが溜まりやすく、気づかないうちに大量に蓄積することがあります。フロアタイプはそもそもソファ下に空間がないため、毛が入り込む場所がありません。

Q. 猫の白い毛が目立たないソファの色はありますか?

ペットの毛色に近い色を選ぶと目立ちにくくなります。白猫なら明るめのベージュやアイボリー、黒猫なら濃いめのブラウンやネイビーが向いています。グレーやベージュなどのミドルトーンはさまざまな毛色に馴染みやすく汎用性が高いです。どの色が合うか迷っている場合はLINEやメールでご相談ください。

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