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ナフサ不足は家具にも影響する?現場で感じる2026年の家具価格事情|家具屋3代目のコラム

最近、ニュースなどで「ナフサ不足」という言葉を見かけるようになりました。

家具を検討しているお客様からも、

「家具は大丈夫なの?」「また値上がりするの?」

という声をいただくことがあります。家具屋の現場から見た現状をお伝えします。

そもそもナフサとは?

ナフサは原油から作られる石油製品のひとつです。聞き慣れない名前ですが、実は私たちの身の回りの多くの製品の原料になっています。

例えば家具に関連する材料であれば、

  • ウレタンフォーム(ソファや椅子のクッション材)
  • 塗料
  • 接着剤
  • 梱包用のプチプチ
  • ビニール袋
  • プラスチック部品

などです。家具そのものは木で作られていても、こうした副資材は意外と多く使われています。ソファやベッドのマットレスにはウレタンフォームなんかは多く使ってますし、家具の輸送には梱包時にプチプチなど日常的に使っています。

家具業界のナフサの影響は?

まず、2026年6月現在、家具メーカーから「家具が作れなくなる」という話は聞いていません。

私たちが取引しているメーカー各社でも通常生産は続いています。ただし、「今後の供給状況によっては影響が出る可能性はある」という説明を受けるケースは増えています。

特に懸念されているのが、

  • ウレタンフォーム
  • 塗料
  • 接着剤
  • 梱包資材

などです。実際に塗料やシンナーについては、建築業界では供給不安や大幅値上げの動きも報じられています。

各メーカー資材はある程度は確保していますし、商社との関係性も深いので、供給ができないことはないと思いますが、ちょっとした部品や資材の値上げがじわじわと影響してきそうです。

家具屋として感じるのは値上げよりも「家が建たない」「家の完成が延期になった」という声です。家具は家の新築、リフォームに合わせて買う方が多いですので、ハウジング業界の停滞や納期の延期に伴う影響は非常に多く受けております。

家具業界はすでに値上げが続いている

正直なところ、家具業界にとって値上げは今回が初めてではありません。

ここ数年だけでも、

  • 円安
  • 木材価格の上昇
  • 輸送費の高騰
  • 電気代の上昇
  • 人件費の上昇

などが続いています。この5年で少なくとも2回、多いところだと3回は値上げがありました。メーカー各社も企業努力で吸収してきましたが、価格改定は毎年のように行われています。

家具屋の現場では、

「また値上げか…」

という感覚が正直なところです。2026年6月、7月もナフサだけの影響ではありませんが、マットレスメーカー、各種家具メーカーから値上げの連絡がきております。

ナフサは化学製品の原料です。

そのため、

ナフサ

化学メーカー

ウレタン・塗料・接着剤メーカー

家具メーカー

という流れで影響が伝わります。

実際に包装材や化学製品では価格上昇や供給不安が広がっているとの報告もあります。

家具の購入をご検討中の方へ

家具は耐久財ですので、慌てて購入する必要はありません。

ただ、「いつか買いたいと思っている家具がある」

のであれば、価格改定情報は確認しておく価値があります。家具は数万円の商品もありますが、ダイニングセットやソファになると数十万円単位です。

価格改定前後で差額が数万円になることも珍しくありません。長い目で見ればここ数年でまた1-2割ほど値段があがることは避けれれないと思います。

家具屋として思うこと

昨今の木材の高騰、ナフサ不足を通して思うことは、家具を消耗品のように使う時代は終わりつつあるということです。

木材の原産地や加工の方法を気にされる方も増えてきました。もちろん、予算は様々ありますが、価格だけを見ると高く感じる家具でも、10年、20年と使える家具であれば結果的に満足度は高くなります。

「少しでも長く使える家具を選ぶこと」

が以前にも増して大切になっていると感じています。

目先の値上げだけでなく、長く使える価値にも目を向けながら家具選びをしていただければと思います。

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