「チェアにするかベンチにするか迷っています」というご相談はとても多いです。どちらが正解かはライフスタイルによって変わりますが、「こういう家庭にはベンチが向いている」という判断基準はあります。サイズの合わせ方・背付きかどうかの選び方まで、専門店の視点でお伝えします。
ベンチとチェア、結局どちらがいいのか
結論から言うと、ベンチが向いているのは「子どもがいる家庭」「ダイニングをカフェのようにゆったり使いたい家庭」「テーブルのサイズに対して椅子の台数を減らしたい場合」です。逆に、全員が長時間座って食事・作業をする場合はチェアの方が快適です。
ベンチをおすすめする場合
- 子どもが小さく、親と並んで座る機会が多い
- ダイニングをリビング的にゆったり使いたい(背付きベンチ)
- スペースを広く使いたい・圧迫感を減らしたい
- 来客が多く、座席数の融通を利かせたい
- テーブルに対してすっきりしたインテリアにしたい
チェアをおすすめする場合
- 食事だけでなく勉強・仕事など長時間座る用途がある
- 家族それぞれのパーソナルスペースを確保したい
- 高齢者・腰が弱い方がいる(背もたれ・肘掛けが必要)
- 掃除・模様替えで頻繁に動かす必要がある
ベンチ+チェアの混在という選択肢
「どちらか一方」にこだわる必要はありません。テーブルの片側をベンチ、もう片側と短辺をチェアにする組み合わせは、当店でも最も多い選ばれ方です。子どもはベンチ側に座らせやすく、大人はチェアでしっかり座れるというバランスが取れます。
ベンチとチェアを同じメーカー・同じ樹種・同じ塗装色で揃えれば、見た目の統一感も保てます。
ベンチのサイズはどう選ぶか
ベンチ選びで最も多い失敗がサイズミスです。特に「テーブルの下に収まらなかった」というケースは実際によくあります。
ベンチの幅はテーブルと同じか10〜20cm小さく
基本の考え方はシンプルです。ベンチの幅はテーブルの天板幅と同じか、10〜20cm小さいサイズを選びます。テーブルより大きいベンチは見た目のバランスが悪くなるうえ、動線も妨げます。
テーブルの「脚の内側の寸法」と形状を必ず確認する
特に注意が必要なのが4本脚タイプのテーブルです。使わないときにベンチをテーブルの下に収めたい場合、ベンチの幅が脚の内側の寸法より大きいと収まりません。
テーブルを購入済みの場合は、脚の内側の幅を実測してからベンチのサイズを決めてください。テーブルを同時購入する場合は、ベンチを収納したいサイズを先に決めてからテーブルを選ぶ順番が合理的です。
| テーブルの脚タイプ | ベンチ収納時の注意点 |
|---|---|
| 4本脚 | 脚の内側寸法よりベンチ幅を小さくする必要あり |
| I字脚・T字脚 | 脚が端にあるためベンチが収まりやすい |
| X脚・台座脚 | 形状によって収納できないケースあり。要確認 |
テーブルの脚形状も合わせて検討することをおすすめします。最近人気のハの字脚は脚が端に広がるため足元がすっきりし、ベンチとの相性が特に良い脚形状です。4本脚で迷っている場合はハの字脚も候補に入れてみてください。

座面の高さはテーブル高から逆算する
快適に食事できる座面高さの目安は、テーブルの天板高さ−27〜30cmです。一般的なダイニングテーブルの高さは70〜72cmなので、座面高は40〜45cm前後が多くなります。チェアと同じ考え方で選べば問題ありません。
家族の身長差が大きい場合は、座布団やクッションで微調整するのが現実的です。
背付きか背なしか、どう判断するか
ベンチを選ぶ際にもう一つ悩むのが背付きか背なしかという点です。それぞれの特徴を整理します。
背なしベンチ
圧迫感がなく部屋がすっきり見えます。どの方向からでも座れるため子どもの出入りがしやすく、テーブル下への収納もしやすいです。ただし長時間座ると疲れやすいため、食事メインの使い方に向いています。
背付きベンチ
背もたれに寄りかかれるため長時間の使用でも疲れにくく、ダイニングをリビング的にゆったり使いたい場合に向いています。ソファほどくつろぎすぎず、食事もしやすいというバランスが人気の理由です。リビングダイニングが一体になった間取りに特に合います。
コーナーベンチという選択肢
L字型のコーナーベンチは、テーブルの角を囲むように配置するスタイルです。家族の顔が見えやすく、食卓を囲む時間が長くなるご家庭に人気があります。カフェのような雰囲気になるため、ダイニングでの時間を大切にしたい方に特に向いています。
ベンチのサイズオーダーならナガノインテリア
ダイニングテーブルや椅子を販売している家具メーカーならどこでもベンチを扱っています。ただ、基本的にはどのメーカーもベンチの幅が2〜3サイズ展開で、樹種もオーク・ウォールナットから選ぶ程度です。
その中で、セミオーダーでありながら選択肢が群を抜いて多いのがナガノインテリアです。テーブルの脚幅に合わせて幅を細かく指定できるのは大きな強みです。
選べる5つの樹種・塗装
ホワイトオーク・ウォールナット・ブラックチェリー・ハードメープル・レッドオークの5樹種から選べます。塗装もオイル仕上げに加え、着色ウレタン塗装など豊富な選択肢があります。

幅・高さのオーダー範囲
幅は90〜200cmの範囲で5cm刻み、座面高は37〜47cmの範囲で1cm刻みで指定できます。テーブルの脚の内側寸法に合わせてぴったりのサイズを選べるのは、ナガノインテリアならではのメリットです。
奥行きが選べる(他メーカーにはない強み)
定番の布張りベンチDC401は奥行きが36cmと46cmの2種類から選べます。他のメーカーではほぼ見られない仕様で、しかも価格は同じです。奥行き46cmはあぐらをかいて座ることもできるゆったりサイズ。ダイニングでくつろぐ時間を長く取りたい方に人気です。

背付き・背なし・コーナーから選べる
背なし・背付き(布張り背・板面背)・コーナータイプまで揃っています。背付きベンチはソファのような居心地のいいダイニングを作ることができます。

座板の面形状・張り布
板座面は角面・丸面・船底面・流し面から選べ、ダイニングテーブルの天板面形状と統一できます。張り布は100種類以上から選択可能で、カバーリング仕様のため汚れた場合の取り外し・洗濯もできます。



よくある質問
Q. ベンチとチェアは同じメーカーで揃えないといけませんか?
A. 必須ではありませんが、同じメーカー・同じ樹種・同じ塗装色で揃えると統一感が出やすいです。異なるメーカーを混在させる場合は、少なくとも樹種や塗装色を合わせることをおすすめします。
Q. 子どもが小さいのですが、背なしベンチは危なくないですか?
A. 2〜3歳の乳幼児には転落のリスクがあるため注意が必要です。ただし小学生以上であれば問題なく使えるケースがほとんどです。親が隣に座って見守れるのはベンチのメリットでもあります。不安な場合は背付きベンチを選ぶか、しばらくはチェアで様子を見るのも一つの方法です。
Q. 既存のテーブルに合うベンチを探しています。サイズの相談はできますか?
A. もちろんです。テーブルの幅・脚の形状・脚の内側寸法をLINEで教えていただければ、最適なベンチのサイズをご提案します。写真を送っていただけるとよりスムーズです。



