家具キノクニヤ店長
ハイバックが優れている、という話をしたいわけではありません。合う方と合わない方がいて、合う方には他の選択肢では代わりが利かない、というだけの話です。
この記事では、ハイバックソファで後悔しやすい点を4つ挙げ、それぞれに回避策があるのか(ないのか)をセットでお伝えします。そのうえで、当店で扱っている国産のハイバックソファ5シリーズを、寸法と価格を並べてご紹介します。
「低めが人気なのは知っているけれど、それでもハイバックがいい」という方に向けて書いています。
背もたれの低いソファが人気なのは、理由があります
まず、いま低めのソファが選ばれている理由を確認しておきます。ハイバックを検討されている方こそ、ここを飛ばさないでいただきたいと思っています。
- 視線が抜けるので、部屋が広く見える。背もたれの上に空間が残るぶん、天井が高く感じられます
- 壁につけなくていい。リビングダイニングの真ん中に置いたり、ダイニング側に背を向けて置いたりできます
- 寝転がりやすい。座面がフラットで奥行きのあるタイプなら、昼寝にもお子さんの遊び場にも使えます
- 模様替えに強い。家族構成や間取りが変わっても置き場所を変えやすい
飛騨産業の「森のことば」が長く売れ続けているのも、この方向性が支持されているからです。当店でも、はじめてソファを買われる方や、小さなお子さんがいるご家庭には、まず低めをご提案します。
▶ 低めのソファが気になる方はこちら|飛騨産業「森のことば」ソファの解説
そのうえで、ハイバックの話に入ります。
後悔しやすい4つの点と、その回避策
ハイバックソファを買われた方から実際に聞く「思っていたのと違った」は、だいたい次の4つに集約されます。先に結論を書くと、3つには回避策がありますが、4つ目にはありません。
1. 圧迫感が出る → 木のフレームを選ぶ
いちばん多いのがこれです。背もたれが高いぶん視線が遮られ、部屋が狭く感じられます。特に、ソファの向こう側に窓や続き間がある間取りだと、抜けが消えるので影響が大きく出ます。ショールームで感じなかったのに家に入れたら圧迫感が出た、というのもよくある話です。ショールームは天井が高く床面積も広いので、同じソファでも印象がまったく変わります。
回避策は、フレームが外に出ているソファを選ぶことです。
ハイバックソファの多くは、木の枠を張地とウレタンで包み込んで作られています。だから外から見ると面で塞がれた箱になる。一方、国産メーカーが得意とする木製フレームのソファは、無垢材のフレームを外に見せたまま、必要なところだけにクッションを載せる作り方をします。木と木のあいだに隙間があるので、背後の光や壁が透けて見える。同じ高さでも、見え方がまったく変わります。



もうひとつが脚元です。床までスカートで覆われたソファと、脚が立っていて床が続いて見えるソファでは、部屋の広さの感じ方が変わります。浜本工芸のNo.3980は脚部に空間を設けたデザインについて「お部屋を広く見せる効果があり、ソファ下の掃除も楽に行える設計」としています。ロボット掃除機を使われているご家庭では、実用面でも効いてきます。

それでも部屋が狭いという場合は、高さを諦めずに幅を削るという手があります。圧迫感は高さだけで決まるものではなく、視界に占める面積で決まるからです。3人掛けを2人掛けに落として、足りない分はスツールで補う。張地の色を壁の色に近づけるのも有効です。濃い色のソファは輪郭がはっきり出るぶん、実際の寸法より大きく見えます。
2. 置き場所が壁際に限られる → 背面が格子なら真ん中に置ける
背面が張地でそのまま覆われているソファは、後ろから見ると壁のようになります。だから実質的に「壁につけて使う」前提になる。リビングダイニングが一続きの間取りで、ソファをダイニングとの仕切りにしたい方には、ここが効いてきます。

回避策は1つ目と同じで、後ろ姿を見せられるソファを選ぶことです。浜本工芸はNo.3980について、フレームにオーク無垢材を使用し「お部屋の間仕切りとしてもお使いいただけます」と説明しています。メーカー側が、背中を見せる置き方を最初から想定して設計しているということです。
店頭でも、ソファの後ろ姿を見て「これなら真ん中に置ける」と判断される方が多いです。写真で伝わりにくい部分なので、気になる方は実物をご覧ください。
3. 首の位置が合わないと、かえって疲れる → 腰にクッションを1枚
意外に思われるかもしれませんが、いちばん見落とされているのがこれです。ハイバックを選んだのに首が支えられていない、という状態は普通に起こります。
原因は背もたれの高さではありません。座る位置が奥すぎるだけです。奥行きのあるソファに深く腰かけると骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなって上体全体が沈みます。その結果、頭の位置が背もたれの上端より下に来てしまい、首だけが宙に浮く。この状態が続くと、低いソファに座っているときより首が疲れます。
回避策は、腰のうしろにクッションを1枚入れることです。
クッションを入れると骨盤が立ちます。骨盤が立てば上体が起きて、頭の位置が数センチ上がる。背もたれは1ミリも変えていないのに、当たる位置だけが変わって首が支えられるようになります。ご自宅にクッションがあれば、いま座っているソファでも今日試せます。腰の後ろに入れて、頭を背もたれに預けてみてください。
▶ こんな画像を入れてほしい◀(横からの写真2枚。左:腰当てなしで深く沈み、首が浮いている状態/右:腰当てを入れて頭が背もたれに届いている状態。同じ人・同じソファで撮る)
この話をすると「後付けの応急処置なのでは」と思われるかもしれませんが、そうではありません。国産メーカーのハイバックは、腰の支点を作ることを最初から前提にして設計されています。
| メーカー・シリーズ | 腰まわりの設計 |
|---|---|
| 飛騨産業 VIOLA | 背・腰当て・座の3つのクッションが標準付属。腰当てを身体とソファの隙間に入れてから背を預ける使い方が想定されています |
| 浜本工芸 No.8200 | 布バネの上に5層のウレタンを積層した構造。背下のクッションを硬めにして腰あたりを追求したとメーカーが明記しています |
| 浜本工芸 No.3980 | 体圧分散性に優れた3つの素材を組み合わせた置きクッションタイプ |
| ナガノインテリア LC077 | 座面は高密度高反発ウレタンとポケットコイル。背面に合成綿と高密度ウレタンを重ねた構造 |
店頭でお客様に座っていただくときも、まず腰当てを入れた状態と入れない状態を両方試していただきます。同じソファとは思えない、と言われることが多いです。
腰当てを入れてもまだ首が遠い、という場合はヘッドレストという手があります。背が高い方だと、こちらが必要になることがあります。今回ご紹介する5シリーズは、すべてヘッドレストの設定があります。価格は生地などによって変わりますが、1個2〜3万円前後です。

ヘッドレストの利点は、使わないときに外せることです。ご自身が座るときだけ付けて、来客のときは外して低めに見せる、という使い分けができます。「首の支えは欲しいが、いつもハイバックの見た目でなくてもいい」という方には、この方法がいちばん柔軟です。
▶ 身長や座り方に合う高さが分からない方は、LINEでご相談ください。国産家具の取り扱い一覧はこちら
4. 姿勢を変えにくい → これには回避策がありません
正直にお伝えします。これだけは、うまい解決方法がありません。
頭から腰まで支えられるということは、裏を返せば身体が固定されるということです。長時間座っていると人は無意識に姿勢を変えて負荷を分散させますが、ハイバックはその動きを取りにくい。寝転がる、あぐらをかく、肘掛けに足を乗せる、といった使い方には向きません。
ソファの上で自由に体勢を変えて過ごしたい方は、この時点でハイバックを候補から外していただいたほうがいいと思います。奥行きの深いローバックのほうが、確実に満足度が高くなります。
▶ 寝転がって過ごしたい方はこちら|奥行きの深いソファの選び方
それでも、座り比べた結果ハイバックを選ぶ方がいます
ここまで読んで、それでもハイバックに気持ちが残っているなら、次のどれかに当てはまるはずです。当店で最終的にハイバックを選ばれる方には、はっきり共通点があります。
- 座った姿勢で長時間テレビを見る方。低いソファだと自然と猫背になり、首が前に出ます
- 夕食後、寝るまでの時間をソファで過ごす方。1日のうちソファにいる時間が長いほど、支えの有無が効いてきます
- 首や肩が疲れやすい方。頭の重さを背もたれに預けられるかどうかで、終わったあとの感覚が変わります
- ソファで寝転がるより、座って過ごす時間のほうが長い方
ここから、当店で扱っている国産のハイバックソファを5つご紹介します。
国産のハイバックソファ5選|寸法と価格
3メーカー5シリーズです。順位ではありません。まず全体を並べます。
| シリーズ | 品番例 | 幅 | 奥行 | 全高 | 座面高 | 肘高 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 浜本工芸 No.8200 | WL-820[160] | 160cm | 87cm | 92cm | 40cm | 52cm | 【265,000円】 |
| 飛騨産業 VIOLA | WN101W(2P) | 160cm | 86.5cm | 93cm | 39cm | 57.5cm | 【418,000円】 |
| ナガノインテリア LC077 | LC077-2P | 134cm | 90cm | 93cm | 38cm | 51cm | 【227,000円】 |
| 飛騨産業 ニューマッキンレイ | NM101W(2P) | 168cm | 81.5cm | 94.5cm | 40cm | 56.5cm | 【390,000円】 |
| 浜本工芸 No.3980 | WS-3980[191] | 191cm | 82.5cm | 95cm | 42cm | 52cm | 【239,000円】 |
価格は上記の品番・標準的な張地でのメーカー標準価格です。張地のランクと木部の樹種で変わります。当店ではこの価格からセール対象となりますので、ご希望の仕様をお知らせいただければお見積りをお出しします。各シリーズには他の幅の展開もあります。
値段だけで一概に比較はできませんが、飛騨産業が少し金額的には高い価格帯になっています。浜本工芸はこれ以外にも形状違いがいくつかあり、比較的座面が硬く、ハイバックのソファの品ぞろえが強いメーカーと言えます。
※記載の価格・仕様は2026年8月時点のものです。変更になる場合がありますので、最新の価格はお見積りにてご確認ください。
1. 飛騨産業 VIOLA|腰当てが標準で付く、しなやかな曲木のアーム
全高93cm・座面高39cm・肘高57.5cm。奥行きは86.5cmで、5シリーズのなかでは深いほうです。
先ほど書いた腰当てクッションが標準で付属するのがこのシリーズです。奥行きが深めなので、腰当ての有無で座り心地がはっきり変わります。背・腰当て・座のすべてがカバーリング仕様なので、洗える生地を選べばご家庭で洗濯できます。

アームは無垢材を削り出した一本の曲木で、細く見えるのに握ると手に馴染みます。ハイバックでありながら重たく見えないのは、この細いラインのおかげです。木部はホワイトオーク・ビーチ・ウォルナットの3種、幅は1P(73.5cm)・2P(160cm)・2.5P(180cm)などの展開があります。
向いている方:奥行きのあるソファでゆったり過ごしたい方。腕を預けて肩まで楽にしたい方。生地を洗いたい方。

2. 飛騨産業 ニューマッキンレイ|5シリーズでもっとも背が高い、縦格子のウィンザー
全高94.5cm・座面高40cm・肘高56.5cm。今回の5シリーズではいちばん背が高いのがこちらです。
1969年に発売されたマッキンレイチェア(No.736)をモダンにリデザインしたシリーズで、飛騨産業が得意とするウィンザーチェアの系譜にあります。細い無垢の棒を並べた縦格子と、補強を兼ねたV字が意匠になっている。背が高いのに重く見えないのは、この細いラインによるところが大きいです。

奥行きは81.5cmと5シリーズのなかでは浅めなので、背もたれの高さは欲しいが、部屋の前後方向に余裕がないという条件に合いやすいシリーズでもあります。ヘッドレスト(NMHQ/幅55×奥行22cm)の設定もあります。
木部はホワイトオークと、ウォルナットを組み合わせたツートンの2展開。ダイニングチェアとソファを同じシリーズで揃える方も多いシリーズです。
向いている方:肩までしっかりもたれたい方。背の高い方。奥行きを取りたくない方。ダイニングと揃えたい方。

3. 浜本工芸 No.8200|横格子の背面と、曲線の肘木
全高92cm・座面高40cm・肘高52cm。5シリーズのなかではもっとも背が低く、ハイバックのなかでは入りやすい高さです。
他の4シリーズが縦のラインで構成されているのに対し、こちらは横格子に組まれた背面デザインです。同じ「格子の後ろ姿」でも印象がかなり違うので、実物を見比べていただく価値があります。流れるような曲線の肘木も特徴で、和室にも洋室にも合わせやすい佇まいです。

クッションは布バネの上に5層のウレタンを積層した構造で、背と座を斜めに合わせることでクッションがずれにくい設計になっています。良質なオーク無垢材を使用。
向いている方:ハイバックは欲しいが圧迫感が心配な方。横方向のデザインが好みの方。和室に合わせたい方。

4. 浜本工芸 No.3980|座面が高く、立ち座りが楽な一台
全高95cm・座面高42cm・肘高52cm。5シリーズで座面がもっとも高いのがこちらです。
座面高42cmという数字は、ソファとしてはかなり高い部類です。膝が深く曲がらないぶん、立ち上がるときに前傾する量が少なくて済みます。座り心地よりも「立ち座りのしやすさ」を優先したい場合、この4cmは大きいです。ご家族のことを考えて選ばれる方にもよくご案内しています。

背面の格子が美しく、部屋の中央に置いて間仕切りとして使えるのがこのシリーズです。脚部にも空間があるので、ソファ下の掃除もしやすい。クッションは体圧分散性に優れた3つの素材を組み合わせた置きクッションタイプで、カバーリング仕様です。オーク無垢材を使用。
向いている方:立ち座りのしやすさを重視したい方。部屋の中央に置いて間仕切りにしたい方。掃除のしやすさを重視する方。
▶ こんな画像を入れてほしい◀(No.3980の後ろ姿・引き。できれば部屋の中央に置いて間仕切りにした状態)
5. ナガノインテリア LC077|4樹種から選べて、コンパクト版もある
全高93cm・座面高38cm・肘高51cm。座面がもっとも低く、肘ももっとも低い組み合わせです。深く沈んで落ち着く方向の座り心地になります。
座面は高密度高反発ウレタンとポケットコイル、背面には合成綿と高反発ウレタンを重ねた構造。背もたれの傾斜がしっかり取られているので、身体を預けたときの安心感があります。背面は格子で、ソファ下には10cmの空間があります。
このシリーズの利点は選択肢の広さです。木部は4種類の銘木から選べ、幅は78cmの1人掛けから207cmまで5型。さらに、肘置きと後ろ脚をサイズダウンしたコンパクト版「LC074」があります。狭い部屋でハイバックを諦めたくない場合の選択肢になります。ファブリックならカバーリング仕様です。
向いている方:深く沈む座り心地が好きな方。樹種や色にこだわりたい方。部屋の広さに合わせて幅を細かく決めたい方。
▶ こんな画像を入れてほしい◀(LC077の後ろ姿・引き。ソファ下の10cmの空間が分かる構図)
5シリーズを見比べると、3つのことが分かります
全高は92〜95cm。わずか3cmの幅に収まっています
並べてみて、私たちも少し驚きました。3社5シリーズが、3cmの幅に収まっています。
一般に「ハイバック」と呼ばれるのは床から背もたれまでおよそ85cm以上とされていますが、市場には100cmを超えるものもあります。そのなかで、木のフレームで格子を組む国産メーカーは、示し合わせたわけでもないのに同じ帯に着地している。高くすれば支えは増えますが、圧迫感と重量も増える。日本の住宅の天井高で成立する範囲を各社が探った結果が、この3cmの幅なのだと思います。
座面高38〜42cmの差が、首の当たる位置を変えます
全高がほぼ同じなのに、座面高は38cm(LC077)から42cm(No.3980)まで4cmの開きがあります。
これは見落とされがちですが、大きな違いです。座面が高いほど、身体は背もたれの上のほうに来ます。同じ「92〜95cmのハイバック」でも、座面高が違えば首が当たる位置が変わる。つまり、背もたれの高さだけを見て選ぶと外れます。
- 座面が低め(38〜39cm):深く沈んで落ち着きます。ただし立ち上がるときに膝と腰を使います
- 座面が高め(42cm):立ち座りが楽になります。ただし背の低い方は足が浮きやすくなります
どちらが良いという話ではなく、身長・膝の状態・過ごし方で答えが変わります。ここは記事では決着がつきません。実際に座っていただくか、身長と使い方をお聞かせいただければ、どの座面高が合いそうかはお答えできます。
肘の高さにも、5〜6cmの差があります
あまり語られませんが、肘の高さも座り心地を左右します。5シリーズは、はっきり2つのグループに分かれました。
| 肘が高い組 | 肘が低い組 |
|---|---|
| 飛騨産業 VIOLA:57.5cm 飛騨産業 ニューマッキンレイ:56.5cm | 浜本工芸 No.8200・No.3980:52cm ナガノインテリア LC077:51cm |
肘が高いほうが、腕を預けたときに肩が下がって楽になります。飛騨産業はVIOLAのアームについて、少し前傾させることで自然に腕全体が肘木に密着し、肩の負担が軽減されると説明しています。
一方で、肘が高いぶん横から見たときの面積は増えるので、圧迫感の面では不利になります。首だけでなく肩の疲れも気になる方は肘の高い組、見た目の軽さを優先したい方は肘の低い組、という見方ができます。
ハイバックを1脚だけにする、という選び方
最後に、店頭でよくご提案している方法をひとつ書いておきます。
ご夫婦でソファを見に来られて、意見が割れることがあります。「圧迫感が出るから低いほうがいい」「いや、首まで支えてほしい」。どちらの言い分も正しいので、決着がつきません。
そういうときに、ハイバックは1人掛けだけにするという手があります。3人掛けは低めのものを選び、その隣にハイバックの1人掛けを置く。ご自身の定位置だけがハイバックになります。

1人掛けの幅は、VIOLAで73.5cm、LC077で78cmです。視界に入るハイバックの面積が、3人掛けの3分の1以下になります。それでいて、座ったときに得られるものは3人掛けと同じです。
樹種と塗装色を揃えれば、メーカーが違っても並べられます。この組み合わせは実物を見ながらでないと決めにくいので、お手持ちのソファの写真とお部屋の寸法をお送りいただければ、合わせ方をご提案します。
それでもハイバックが合わない、と思われた方へ
ここまで読んで「やっぱり違うかもしれない」と思われたなら、それは正しい判断だと思います。次の条件に当てはまる方は、無理にハイバックを選ばないほうがいいです。
- ソファで寝転がる時間のほうが長い方。回避策のない4つ目の後悔がそのまま出ます
- 天井の低い部屋に置く方。天井までの余白が少ないと、格子の抜けがあっても圧迫感は残ります
- 小さなお子さんがソファを乗り越えて遊ぶご家庭。高さがあると転落したときの高さも増します
- 数年おきに模様替えをされる方。ハイバックは置き場所の自由度が下がります
その場合は、奥行きの深いローバックや、硬めの座り心地のソファをご覧になってみてください。国産メーカーには、この方向にも良いものがあります。
▶ 奥行きの深いソファの選び方 / ▶ 硬めのソファの選び方
よくあるご質問
明確な規定はありませんが、床から背もたれの上端までおよそ85cm以上のものを指すのが一般的です。この記事の5シリーズは92〜95cmで、ハイバックのなかでは中庸な高さにあたります。
合わないということはありません。むしろ座面高の選び方のほうが影響します。座面が高いと足が浮いて落ち着かないので、38〜40cmの座面高から検討されることをおすすめします。腰にクッションを入れて座る位置を調整すれば、首の当たる位置も合わせられます。
この記事で紹介している5シリーズは、いずれもヘッドレストの設定があります。あとから追加することも可能です。価格は生地によって変わりますが、1個2〜3万円前後です。
面で塞がれている背面と比べると、格子のほうが掃除はしやすいです。隙間があるぶん埃が溜まりにくく、溜まっても布で拭き取れます。5シリーズはいずれも脚元にも空間があるので、ソファ下の掃除もしやすい設計です。
シリーズと張地によります。VIOLAは背・腰当て・座のすべてがカバーリング仕様で、洗える生地を選べばご家庭で洗濯できます。浜本工芸のNo.8200・No.3980もカバーリング仕様です。ナガノインテリアのLC077はファブリックのみカバーリング仕様で、本革と合皮は張り込みになります。
まとめ
ハイバックソファには、圧迫感・置き場所・首の位置・姿勢の自由度という4つの後悔ポイントがあります。このうち3つには回避策があり、木のフレームを選ぶ、腰にクッションを入れる、ヘッドレストを足す、1人掛けだけにする、といった手が使えます。
ただし4つ目の「姿勢を変えにくい」だけは解決できません。ここを許容できるかどうかが、最終的な分かれ目になります。
低めのソファが人気なのは確かです。それでも、いろいろ座った結果としてハイバックに戻ってこられる方がいる。その方にとっては、他の選択肢では代わりが利きません。この記事が、その判断の材料になれば幸いです。
身長や過ごし方をお聞かせいただければ、5シリーズのうちどれが合いそうかはお答えできます。お気軽にご相談ください。








