【お知らせ】国産家具 夏のクリアランスSALE~8月19日まで

浜本工芸No.7000のセミアームチェアはなぜここまで人気?技術とデザインと価格のバランスが良い名作椅子

春の展示会で浜本工芸の新作「No.7000」を見て、実際に座ったときに思わず「これはすごい」と声が出てしまいました。曲木加工の背板や有機的に湾曲した肘の形など、職人の技術とデザイナーのセンスが光る一脚で、浜本工芸のイメージがぐっと変わるかなり推しの一脚です。

長年国産家具を扱ってきた者として、この椅子とはこれからも長いお付き合いになるのではないかと感じています。実際に現在は注文しても2-3か月も待つという人気の椅子になっています。

曲線美と機能性が共存するセミアームチェア

曲線美が際立つ一脚

まず目を引くのが、背板から肘にかけて流れるような曲線美です。背板は一枚板に曲木加工を施し、複雑な曲面の肘とつながる有機的なフォルムを生み出しています。この柔らかなラインにより、木製家具にありがちな重たさを感じさせない軽やかな印象になっています。

また、主材であるオーク無垢材がもつ豊かな木目とナチュラルな色合いが空間に温もりを与え、座面を布張りにした張座タイプでは上品なグレーの張地が落ち着いた雰囲気を演出します。デザイナー濱西邦和氏の「素材感と職人の高い技術を活かす」という思想が形になった佇まいと言えるでしょう。

実際に座ると感じるが、セミアーム部分の手触りの良さ。他の椅子だと座るときに握り、座った際に肘を置く程度にしか使わないのですが、あまりの手触りのよさに何度も触っていることに気が付きます。

この肘部分が削り出しで非常に作るのに手間が掛かるとおっしゃってましたが、無垢材の温かみと職人の手仕事を感じる部分です。

暮らしで役に立つ機能美

美しいだけでなく、実用面もしっかり考えられています。肘はショートアームなので、腕を乗せながらも出入りがしやすく、椅子を引かなくても体の向きを変えられる自由度があります。さらに、肘をテーブルに掛けられるハンギング機能を備えており、掃除の際に椅子を持ち上げずともテーブル下のスペースが確保できます。

板座のDA‑7000Mは約5.8 kg、張座のDA‑7004は約5 kgと軽量で、女性でも扱いやすいのも嬉しいポイントです。座面や背もたれは人間工学に基づいた曲線で背中や腰を優しく支え、張座タイプには水だけで汚れを落とせるアクアクリーン®の高機能生地を採用しているので、メンテナンスも簡単です。

個人的におすすめは板座面の座り心地です。おしりの形に合わせて削り出しとノンスリップ加工を施すことで、長時間座っても、座りやすく、板なので手入れもしやすいです。

無垢の木の質感と選べるモデル

当店では板座タイプの「DA‑7000M」と張座タイプの「DA‑7004」を展示しています。どちらもオーク無垢材のフレームを採用し、木の温もりが存分に味わえます。以下に主な仕様をまとめました。

クッション性があり、柔らかな座り心地です。

DA‑7000M(板座)
座面までオーク無垢材を使用し、滑り止め塗装が施されています。ナチュラルに加え、黒、グレー色も。

重量:約5.8 kg
価格:税込61,600円
無垢材の質感を堪能したい方におすすめです。

DA‑7004(張座)
座面はアクアクリーン®の「布デイトナ108」張地で、水だけで汚れを落とせる高機能素材です。

張地の組成:ポリエステル51%・アクリル38%・ポリアミド11%
重量:約5 kg
価格:税込61,600円〜88,000円

サイズと使い勝手

このシリーズは、日本の生活空間に馴染むコンパクトさと座りやすさを両立しています。主なサイズは以下の通りです。

  • 幅:555 mm
  • 奥行:530 mm
  • 高さ:755 mm
  • 座面高:430 mm
  • 肘高:645 mm

ショートアームなので椅子の向きを変えたり脚を広げて座ったりもしやすく、重量が軽いので掃除や模様替えの際に移動させるのもラクです。

家具店主としてのおすすめポイント

国産家具は高価というイメージがあるかもしれませんが、この椅子はデザイン・品質・使い勝手の三拍子がそろっていてるにて、上質なオーク材を使っているにもかかわらず、価格が6万円前後。浜本工芸の椅子を「安い」というと誤解を招いてしまいそうですが、コスパで考えるとかなり高いと自信をもっておすすめします。

職人による丁寧な仕上げや、安全性を示すF☆☆☆☆の塗料・接着剤の使用など、細部までこだわり抜いたチェアがこの価格帯で手に入るのは本当に驚きです。

他メーカーの人気セミアームチェアとの比較

国産の名作といわれる他のメーカーのセミアームチェアと比較してみました。どれも名作ですので、正直好みの問題が大きいですので、参考程度に。

飛騨産業のSEOTOと比較

一番似ているのではと思ったのが、飛騨産業を代表する椅子の1つSEOTO。SEOTOの方が直線的なイメージが強い反面、No.7000は丸みが際立ちます。座面の削り出しは好みが分かれそうです。一番の違いはアーム部分を持ちやすいかどうか。浜本のNo.7000の方が肘部分を愛でたくなるように肘が前に出ています。

宮崎椅子製作所のNo.42との比較

大きな違いは背面がNO.42は布張りという点。そして、肘の高さ違います。デザイン的にはSEOTO同様にNO.42のほうが直線的なデザインになっています。

ナガノインテリアのDC354との比較

アームの感じが似ていたのはナガノインテリアの人気のアームチェアDC354でした。細部のデザイン、肘を持ったときには手触りが違います。是非実際に座り比べてみてください。

ご購入の流れとアドバイス

ご購入の際は、板座か張座か、塗色や張地のバリエーションをお選びください。実物を試してみたい方は店頭で座り心地や木の質感をご確認いただけますので、気軽にお声掛けください。浜本工芸の他の商品は1か月~40日納期のものが多いですが、no.7000シリーズは3か月ほどお待ちお頂く場合がございます。

無垢材は一点ごとに木目や色合いが異なるため、ご自身だけの表情を楽しめるのも魅力です。ご注文後は浜本工芸が国内で製作し、ご希望の日時にお届けします。

浜本工芸の当店特別SALE開催中

当店でも展示しているNo.7000シリーズ。当店では特別価格でのSALEを開催します。ご相談やお見積りなどお気軽にお問い合わせください。

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最後に

浜本工芸「No.7000」シリーズのセミアームチェアは、職人技が息づく無垢材の質感と、デザイン性・機能性のバランスが見事に融合した一脚です。日々の食事やくつろぎの時間を、ほんの少し上質に変えてくれる——そんな力を持った椅子だと感じています。板座か張座か、塗色や張地を選ぶ過程も楽しみのひとつですので、気になる方はぜひ店頭で実物に触れ、木の香りや座り心地を体感してみてください。心地よい暮らしを支える「お気に入りの定番」を、一緒に見つけましょう。

※価格は2025年7月現在のものです。変更となる場合がございます。

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